改善、ってポジティブかネガティブかでいえば、
ポジティブな単語ですよね。
改善=今よりも良くなるんですからね。
でも、多くの人が「改善」という言葉を聞くと、
それを実行しようとします。
ここが分岐点。
何でもかんでも改善することが
必ずしも良い結果をもたらすわけではありません。
今回は、この点について詳しく解説します。
改善といえば、大きくは以下の2つに分類できるでしょう。
①現状に問題がある場合は、その問題を解決するために改善
②現状できていないことの理由を取り除くため、改善
とても自然な事のように見えます。
しかし、ここで忘れがちなポイントが2つあります。
「今やっていることは本当に必要か?」と、
「今できていないことは本当にできるようになる必要があるか?」
です。
意外とこの2つの問いを考える人は少なく、また、
問いう必要性に気づかない人が多いのです。
時代が変わる中で、かつては必要だったことでも
現在では必ずしも必要でない場合もあります。
このような場合、その行動を「やめる」ことで
大きなメリットを得ることができます。
「やめる」ということは、今後その行動を続ける必要がなくなり、
その行動のために使っていた、
時間や労力、お金(まとめてリソースと言ったりします)を
他のことに使うことができるからです。
例えば、目的もなくSNSやYoutubeを見ることをやめることで
時間ができます。その時間を使って、
新しいアイデアを考えたり、
他の重要なプロジェクトに取り組んだりできます。
また、やめることで節約できるお金を他の用途に
回すことも可能です。
これにより、より有効にリソースを活用することができます。
スマホゲームに毎月1000円課金しているなら、それを止めれば
年間で1万2千円できます。
1万2千円あれば、X(旧Twitter)プレミアムに参加できますし、
毎月1000円分の知識投資をしても、生活レベルは
何も変わりません。
改善を行う場合は、その前に今の状態を
正しく把握する必要があります。
今の正しい把握が、改善する場所と内容を決めていきます。
しかし、その前に「この改善は本当に必要なのか?」と
自問自答することができれば、
もしかしたら、やめよう。の判断になるかもしれません。
そうすると、改善そのものをしなくてよくなります。
その結果、
他の案件に集中できるし、自分の能力やお金を
他の案件に効果的に使うことができるようになります。
・・・
結論、すべての改善が良いわけではありません。
改善という行動する前に、
その改善が本当に必要かどうかを見極めることが大切です。
この視点を持つことで、
より効率的に時間やリソースを使えます。
その結果、自分の人生でやりたいことに集中できるようになります。
やらなくていい改善をやること。
これがいちばんの非効率なリソースの使い方です。
コメント